【備忘録】スマホを落としたけどインフラに助けられた話【己への戒め】
スマホを落としました。まだ手元には無いですが、大まかな見当(状況証拠の憶測)はついてます。なのでこんな記事を書いている。
2021/6/3追記:この記事投稿した後、無事に戻ってきました。
【基本情報】
・東京メトロユーザー
・スマホはdocomoショップで契約して受け取ったAndroid
(↑ 今回の重要なポイント)
【あらすじ】
スマホ落としたけど、色んなインフラに助けられたぜという話
公衆wi-fiありがとう~!!
公衆電話に遭遇してよかった!!!
ありがとうdocomo!!!!!!!!!!!
iPhoneじゃなくて良かった~! ahamoにしてなくて良かった~!
複数端末はリスクの分散!
東京メトロさんありがとうございま~~~す!
みたいな話です。
【経緯】
23時頃に退社し、ほとんど終電のような時間に乗車(※悲しい事に日常)
モンハンライズで行きがけにイソネミクニを狩っている途中だったので、気もそぞろに着席するなり、狩猟を再開。イソネミクニは無事討伐。次はアンジャナフ行くぞー!(集会所★6攻略中)とクエストへ。
クエスト開始後、開幕3色吹いた(※その時は笛使いだった)時点で、電車のアナウンスがふと耳に入る。
行先違う電車に乗っとる!!!!!!
慌てて下車。リュックを膝に乗せていたのだけど、抱えて降りた。
これがいけなかった。
さて乗り換えを調べ……………………あれ
スマホが無い
その時、スマホはズボンの後ろポケットに突っ込んでいました。(確か)
5年前ほど前に買ったよれよれズボンの、スマホより小さなポケットに。
当然スマホははみ出ている状態で。(最近の縦長トレンドマジやめませんか)
あーーーーーー、こりゃあ車内に落としたぞ。
だって電車に乗る前ちょっと触ったのは覚えてるからね。
しゃあねえ、こういう時は駅員さんだ!
(階段ダッシュ)
(実際はもうこの時点でややテンパってた)
以下、会話形式でお送りいたします。
わし「すみません、おそらく車内にスマホ落としました。今〇番線から出たやつです」
駅員さん「☆両編成の?」
わし「知らん」
駅員さん「えーと……、その電車はもう車庫に入ります」
わし「先の駅とかで拾われてないですか」
駅員さん「聞いてみます。どんなスマホですか?iPhone?」
わし「いや、docomoのAndoroidです。▲色で、機種は、えーーーーーーーーーっと(テンパってて機種名が出てこない)、××製(メーカー名)の~、んーーーーと!!!(最後まで出てこなかった)」
駅員さん「とりあえず聞いてみますね」
わし「オネシャス!!」
駅員さん「ありませんでした」
わし「嘘でしょ?!???????????!」
ノータイムで叫んだ。無いと思ってなかった。
わし「もしかしてこの路線に乗り換えた○○駅かも……?!(車内でSwitchと持ち替えた記憶があるので違う気がしながらも、可能性を棄てられずに発言した)」
駅員さん「○○駅ですね、聞いてみます」
わし(うおおおまじで何であの電車の中に無いんだ!???!?!)
駅員さん「○○駅にも無いそうです」
わし「ウがああアッッ!!!(心当たりはなくともショック)」
わし「もし終点の駅で探してるなら、今後見つかった場合、終点の駅に今から向かえば受け取れますか?!(車内にある可能性を諦められない)(必死)」
駅員さん「今からでも終点の駅には行けますが……」
スマホを落とした電車は、行先を間違えて乗った電車なので、当然自宅とは全く違う方向へ行く。
つまり、スマホのために件の電車の終点の駅に行くのであれば、折り返しが出来ない事には、万が一スマホを受け取れても家に帰れない状況であった。
わし「どうしよう、どうしよう…………!!!!!!」
駅員さん「もう終電の時間なので明日……
わし「明日も仕事ですけど!!!!!!!!!!!?!?(テンパり度MAXのクソデカボイス)(よい子はまねしないでね)」
翌日(土曜日)はわりと修羅場で、ほぼ毎週徹夜みたいな状態で日曜日(本当の修羅場はここ)に突っ込む。なので、マジで余裕がなかった。すみませんでした。今は反省してます。
わし「携帯鳴らしたいんですけど、電話借りれますか!」
駅員さん「ここは外線が無くて」
わし「~~~~~◎△$♪×¥●&%#?!!!;;;」
▼ ここで突然ながら当時の私の装備 ▼
①リュック(仕事用のメモ帳とか明らかに多過ぎる量のモバイルバッテリーとか入り)
②社用PC(勤め先で配布されているノートPC)
③Switch(モンハン一時停止中)
④定期(終電まであと10分と無い状況)
PCがある!!!!!!
ということで、どこかに行った駅員さんをよそ目にPC起動。
私を助けてくれたインフラその1 : 東京メトロのフリー wi-fi
東京メトロでは、駅周辺でフリーのwi-fiが飛んでおり、メールアドレス等で認証すれば使用できる。というか、都内は結構フリー wi-fiが飛んでいる。
↓ 都内のフリー wi-fiについての公式ページリンク
ありがとう!!! 使わせていただきます!!!
社用PCで、社内の環境に合わせるためプロキシとか弄っていた物を解除しつつ、wi-fiの認証しつつ、何とか接続。(テンパってたのにえらいぜ私)
まずLINEを立ち上げようとした。
本人認証にアプリが入った端末(失踪中のスマホ)が必要なので無理だった。
次に思い浮かんだのはTwitter(※ツイ廃)
数分前に呟いているリア友をTLで発見し、DMを飛ばした。
ビックリマークが「1」になっとるがな。
でもそのくらい追い詰められていた。
そのスマホが無いと、明日の修羅場(仕事)乗り越えられないと思うから。
(まあ今も手元に無いですけどね)
すると、やはりTLに居たというリア友からすぐに返信が。
しばらくコールし続けてくれたそうです。本当にありがたい。。。
※この報告を友人から受け取ったのが0時17分(後ほどカギになる数字なので記載)
そうこうしているうちに戻ってきた駅員さん。
どうやら終電業務というのがあるらしい。
(忙しかった時間帯なのに、重ね重ねすみませんでした)
どこの駅からもスマホが見つかったという報告はないまま、終電の時間が刻々と迫っていた。
この時点で私の脳裏にあった選択肢は2つ。
① スマホを落としたはずの電車が向かった駅へ向かう
② スマホを諦めて帰る(明日職場に理由を話して時間を取って出直す)
①ならば自宅と違う方向の電車に、
②ならば自宅方面の電車に乗る。
私は・・・
自宅方面の電車に乗りました。
ギャン泣きこそしなかったものの(心の中ではそうだったけど)、テンパりまくってご迷惑をおかけした駅員さんに「自宅に帰ります」と伝え、すごすごと自宅方面の電車に乗った。緊急事態宣言下だというのに、座席がほとんど埋まっていてむかついた。(座れたけど)
最寄駅に着くまでの間、不安や悔しさなどがないまぜになった感情が胸の中で渦巻いた。
終電間際じゃなければ見つかったのか……やっぱ今の仕事クソだわ。盗られていたらどうしよう……悪用されないためにはどうすれば……いや、逆に悪い人のアジト的な所に私のスマホがたどり着くのなら、追ってみたい気もする……(←バカ)
そうして到着した 最寄駅の改札の駅員さんとも、似たやり取りをした。
けれど、結局スマホは見つからず。(時間が経っているので、終点などでの見回りで揚がってきてないものかと淡く期待していた)
「お客様の名前と連絡先を書いてくだされば、明日こちらで探しますので」
と言われたが、その連絡先となるスマホを無くしているのだ。つらい。
駅から自宅までやや歩くが、その道中、今では珍しくなった背の高い箱が目に留まった。
インフラその2 : 公衆電話だ。
イマドキの若者は~と言われる年齢であるが、公衆電話の使い方は知っている。(ダイヤル式でもいけるクチです)
携帯電話の本懐は、緊急時の連絡手段。
そう、今の私は、親類に不幸があったりした場合、全く連絡を受け取れない状態なのだ。しかもその事を親は知る由もない。それはマズい。こんな記事を書いている場合でもない。おい嘘だろ日が昇ってきた。
それからもう一つ。
やっぱり私は、自分の手で自分のスマホにもう一度呼びかけたかった。
友人を信じていないとかではなくて、SOSは、発せるのなら何度でも発したい。車両点検中の人とかがそばに居るかもしれない。
だから、その公衆電話で2本の電話をすることにした。
1本目は自分のスマホ。
もし誰かが出てくれたら、2本目の電話はしなくていいためである。
プップップ……という発信音があり、コール音に移行するのだと思っていた。友人はそう言っていたので。
『お掛けになった電話は、現在電源が入っていないか――』
マジか。
この時、ああ、本当に盗まれたのかもしれない、と思った。
拾って電源を切ってバレない方法で立ち上げる――なんてこと、ワルい人たちならやりそうだ。私の可愛いスマホちゃん……ついこの間機種変したばかりで、あと数年分割払いが残っているスマホちゃん………………。
もう手遅れかもしれないが、いよいよ不正利用をしっかり防ぐことを誓った。
次の電話をする。連絡先は実家だ。
実家の固定電話に掛けたが、出なかった。もう0時を回っているのだから仕方がない。
けれど、きちんと伝えておきたかったので、申し訳ないが父親の携帯電話を鳴らした。
「アホじゃ」
と寝ぼけた声で言われた。(※文字にするとぶっきらぼうだがそうでもない感じ)
数ヶ月ぶりの会話がこんな内容で悲しいなあ。
本当に最低限必要な連絡はしたので、その後は真っ直ぐ自宅へ向かった。
きょうこそシャンプーの詰め替えを買おうと思っていたのに。
自宅に戻り、大きなため息を吐いた。少しだけ緊張が和らいだ。
Twitterで反応してくれた友人に謝辞を述べながらも、スマホが見つからないショックと、終電の時間じゃなければ見つかってたよな……という悔しさは、ため息一つでは拭えなかった。
しかしながら、スマホという、個人情報の塊を紛失しているので、ワルい人に悪用されないためにも、やるべき事がある。
ということで、まずはdocomoのケータイお探しサービスにアクセスした。
スマホ捜索を助けてくれているインフラその3だ。
(厳密に言うと、不自由なく使える自宅のネット環境もインフラとしてカウントしてよさそうだ)
↓ ケータイお探しサービスのリンク
ケータイお探しサービス | サービス・機能 | NTTドコモ
存在は知っていたものの、スマホを紛失するなんてことは初めてなので、利用方法などを知らなかったため、サイトをナナメ読みした。
ちなみに今回私はインターネットで手続したが、24時間対応の電話窓口もあるそうだ。
▶ 番号:0120-524-360
さて、サービスの詳細である。
ahamoだとこのサービス利用できないの!??!
おまかせロックはiPhone非対応なんだ……
など、ahamoやiPhoneへの移行を以前考えたことがあるだけに、これには驚いた。
(その他ahamoで利用できないdocomoのサービス:
ahamoでご利用になれないサービス一覧 | ahamoへプラン変更手続きを行う際のご注意 | 料金・割引 | 料金・割引 | NTTドコモ
)
だが私はahamoじゃないAndoroidユーザーである!
まじで助かった。何も困る事無く、するすると手続きが出来た。
手続き中はまだ少し気が動転していたので、手続きに詰まらなかったのは本当に嬉しかった。
ただ、おまかせロックは電源が落ちていると設定できない(※1年以内に電源が入った場合にロックがかかる仕様のよう)ため、申請はしたが今のところロックは掛かっていない。やはり電源が落ちているらしい。
話を戻すと、このケータイお探しサービス、ものの1~2分で、以下の情報を得られる。
① 最後にキャッチした位置情報
② ①をキャッチした日時
③ ①の精確性(測位レベル)
おそらく、電話でもここまでは行けるのだと思うが、Webならではの利点があった。
地図が表示されるのである。(住所の下に出ます)
私のスマホがあるとされた位置は、鉄道の駅からだいぶ離れた妙な場所にあった。
「これは……アカンやつ……orz(盗まれたァ……)」
5分くらい真剣にしょぼくれた。
でも、あることを閃いたのでグーグル先生に教えを請うた。
(現在のこの場所に戻る時は、飛んだ先の「戻る」をクリック)
ビンゴだった
私のスマホが最後に発した位置情報は、車両基地の場所とほど近かったのだ。めちゃくちゃ安心材料だ。
また、docomoによると最後に位置情報が発せられた時刻は0時18分。
おや?
ちょっと ココ👈押してみてください。
ね。そうなんです。
友人が私のスマホを鳴らしてくれた直後なんです。
どうです、希望がちょっと持ててきたじゃあありませんか。
思い描いたストーリー(性善説)はこう。
スマホを電車内に落とす
↓
そのまま車両基地へ
↓
基地へ着くタイミングで友人が私のスマホを鳴らす
↓
\\\ 電車の関係者に拾ってもらった /// パンパカパーン!
はい。
というわけで朝です。(現在午前6時)
シャワー浴びて最寄駅の駅員さんの所に行って参ります。
あーあ、今日/明日の仕事は徹夜なのに……
もしここまで読んでいる方が居たら、お付き合いくださりありがとうございました。吉報でも凶報でも、何かしら続報は明日とか明後日とかに更新します、たぶん。
それでは。
後日談というか追記というか、とにかくその後の話。
この記事を書いた後、最寄り駅の忘れ物などの問い合わせが出来る事務所へ向かった。
スマホの特徴や自分の名前など、聞かれたことを答えて、駅員さんが照会するのをじっと待った。
どうやら新人君?だったらしく、照会や手続きにやや時間がかかったものの、
車両基地で拾得されている
とのことでありました。
あってよかったーーー!!!
目星をつけていた通りとはいえ、とっっっっても安心しました!!!
引き取れる駅が定期圏外の数駅先だったのですが、なんと
遺失物引取乗車証
という、忘れ物を取りに行くために使える乗車券(無料)を頂いてしまいました。
じゃん……!!!(やや意味が違うが)
当のプレゼンをして招致した大会は散々な事になってしまっていますが、
インフラに関してはまじでこの五文字に尽きるぜ我が国!
という事で引き取りへ。
引き取りの窓口で伺ったところ、携帯電話を拾った場合、
電源を落とせるときは落とすようにしている
とのことでした。
つまり、私が公衆電話から電話をかけた段階でもう拾われていたんですね。
それから、拾った方のご厚意なのかはわからないのですが、
0時18分の状態の待ち受け画面がスクリーンショットで保存されていました。
やはり、TwitterのDMでヘルプを求めた友人が鳴らしてくれた電話が拾ってもらえるきっかけだったのでしょうか。
……と、いうわけで、沢山の人・インフラのおかげで無事にスマホを引き取ることが出来ました。
もし海外で同じことをしていたら、よしんば位置情報追跡までは行けたとしても、本当に悪用されていたような気がします。治安が良くて、インフラの充実した国で本当に良かったです。
ちなみに、ケータイお探しサービスを利用した時に一緒に手続きをして通信をすべて止めていたのですが、駅の公衆電話から下記の番号に電話をかけて、復旧作業をしてもらいました。
TEL:0120-524-360(24時間受付/通信を止める時と同じ窓口です)
電話口のお姉さんの話し方が明瞭で、とてもサクサク手続きが進みました。
朝っぱらから丁寧な対応、本当にありがとうございました。
戻ってきたスマホで家族に電話したところ、珍しく母がかなり心配していたそうです。
私がスマホを無くした連絡を入れた時点で、夜型ゲーマーである私の弟にdiscordのチャットで連絡を取るように言っていたそうで、まさかそこまでするとは思っていませんでした。(そして私は言われるまでディスコにチャットが来ている事に気付かなかった)
当の弟は笑ってました。まあ、スマホが無事だったから笑えたのですが。
さて。
もしここまでお目通し頂いた方がいらっしゃいましたら、
こんな駄文を読んでいただき、ありがとうございました。
スマホを無くしてしまった時など、何かの参考になれば幸いです。
では、この記事はここで終わりにします。
ありがとうございました。
2021.06.03 父には「首から提げとけ」と笑われたA玉